「サウナスーツを着て運動すれば、汗がたくさん出て、より効果的に痩せられる！」

そう思っている方は多いのではないでしょうか？
実際ジムでプロ選手が減量のためにサウナスーツ着てトレーニングしていたり、そういうイメージありますよね。
では、実際どうなのか。。。。

夏場にサウナスーツを着てトレーニングしている方も見かけますよね。しかし、残念ながら、サウナスーツを着たからといって、脂肪が燃焼して痩せるわけではありません。

むしろ、危険なリスクもあります。

今回は、サウナスーツとダイエットの関係について、科学的な視点から解説します👆

サウナスーツで体重が減るカラクリ
サウナスーツを着て運動すると、たしかに一時的に体重は減ります。しかし、これは脂肪が燃焼しているわけではなく、大量の汗によって体内の水分が抜けているだけです。
トレーニング後に水分補給すれば元に戻ります。

想像してみてください。夏にたくさん汗をかいても、その日のうちに体重が戻るのと同じです。

脂肪を1kg燃焼させるには、約7,200kcalを消費する必要があると言われています。サウナスーツを着て運動したからといって、この消費カロリーが劇的に増えるわけではありません。

脂肪燃焼とカロリー消費の仕組み
私たちが運動で痩せるのは、体を動かすことでカロリーを消費し、体内の脂肪をエネルギーとして使うからです。

これは、心拍数が上がったり、筋肉を使ったりすることで起こります。サウナスーツを着ていても、着ていなくても、同じ運動量であれば消費カロリーに大きな違いはありません。

サウナスーツを着て汗をかいたとしても、それは体温調節のために水分が排出されているだけなのです。

サウナスーツを着てトレーニングするリスク
サウナスーツを着てのトレーニングには、以下のようなリスクが伴います。

脱水症状・熱中症：大量に汗をかくことで、体内の水分とミネラルが失われます。そのまま水分補給を怠ると、脱水症状や熱中症を引き起こし、めまい、吐き気、ひどい場合は意識障害に陥ることもあります。

パフォーマンスの低下：体温が上がりすぎると、集中力や筋力が低下し、本来のパフォーマンスが発揮できません。結果として、トレーニングの質が下がってしまいます。

せっかくトレーニングするなら、安全で効果的に行いたいですよね。

サウナスーツを着て汗をかくことと、脂肪を燃焼させて痩せることは、まったく別物です！！

プロ選手がサウナスーツ着てトレーニングしているのは計量の直前に身体の水分を抜いて一時的に体重を軽くするためなんです。

なので、サウナスーツや厚着してのトレーニングはやめましょう！！